唇の乾燥、ガサガサは女性はもちろん、男性でも気になる問題です。毎日リップクリームを塗っているのに荒れてしまったり、唇はとてもデリケートな場所です。今回は、そんな荒れてしまった唇をぷるぷるに出来るケア方法と、日常生活で荒れさせない工夫をご紹介していきます。
唇が荒れやすいのは構造の問題
唇は、肌と同じく真皮と表皮に分かれています。肌と違うのは、皮脂腺・汗腺がほとんどないという事です。このため、皮脂膜が出来ずに水分を保つ事が難しい箇所なのです。
また、唇の表面の層は非常に薄くデリケートなので、乾燥や紫外線などの外的ストレスにとても弱いのです。
唇が荒れる原因
外的ストレスにとても弱い唇ですが、荒れる原因になってしまう具体的な原因はこちらです。
空気の乾燥
冬になると唇が荒れるという経験をしている方は大多数いらっしゃるはずです。それは空気の乾燥によって唇の水分が奪われてしまう事が原因です。空気が乾燥する時期は唇だけでなく肌も乾燥します。肌よりもバリア機能が低い唇は乾燥の影響を受けやすいのです。
肌の為にも、唇の為にも、風邪などの予防の為にも加湿を心がけることが大切です。
紫外線によるもの
紫外線は、1年中降り注いでいるものですが、春~夏はとくに強く、お肌の紫外線対策(日焼け対策)と同時に唇の紫外線対策も必要になってきます。
唇は、肌に比べて「メラノサイト」というメラニンを生成する細胞が少ないので紫外線による影響を受けやすいという点もあります。日焼けをすると肌の白い人の方が、黒い人よりも赤くなってしまう事を考えると理解しやすいでしょう。
紫外線の多い季節は、UVカットのリップクリームを塗るのがおすすめです。肌用の日焼け止めクリームは、唇には刺激が強いので、いくら紫外線対策とはいえ日焼け止めクリームを唇に塗るのは辞めましょう。
リップクリームの成分が合わない
リップクリームは各社から沢山の種類のものが販売されています。成分なども違ってくるので自分に合ったものを使いましょう。
リップクリームには「化粧品」「医薬部外品」「第三種医薬品」の3種類に分けることが出来ます。第三種医薬品に分類されるリップクリームは、唇の荒れに対する医薬品なので効き目は強いですが、合わなかった場合の副作用があることを理解しておくことが大切です。化粧品に分類されるものは、副作用のリスクは少ないですが、効き目も少なく、医薬部外品は、化粧品と第三種医薬品の中間の立場といったところになります。
どうしても市販のリップクリームが合わない場合
いつもは問題なく使えているリップクリームも体調などにより、合わなくなることもあります。そんな時は皮膚科を受診してみるという手もあります。私は、唇の荒れではなく別件で皮膚科を受診して、唇の皮がよくむけることを話したら「プロペド」というワセリンを処方されました。それを使ってからは調子が良いです。
唇は非常にデリケートな場所なので、上記の原因の他に、心身のストレスなどでも荒れることもあります。
荒れた唇を一夜漬けで回復させる方法
唇はすぐに荒れやすい箇所ですが、それと同時に保湿ケアをすればすぐに効果が出てくる箇所でもあります。唇が荒れてしまっているけど、次の日には復活させたいという時に効果的な方法をご紹介します。
用意するもの:蒸しタオル・はちみつ・ワセリン・ラップ
- 蒸しタオルを唇に数分間あてる
- はちみつとワセリンを1:1で混ぜたものを唇に塗る。
- その上にラップをかぶせて5-10分置く
- ラップをはがし、蒸しタオルでふき取る
- 最後にワセリンを塗る
この方法は、ワセリンとハチミツというシンプルケアですが効果は高いので是非試してみて下さい。しかし、肌に合わない場合は使用を中止しましょう。
わたしは、はちみつと、薬局で出してもらったワセリン(プロペド)を使ってみました。ワセリンだけ塗るよりも潤いが長持ちしてプルプルになる感じです!蜂蜜の香りも良いですよ!
唇の荒れを予防する方法
デリケートで荒れやすい唇は、荒れる前に予防したいものです。ここからは、日常生活で唇の荒れを予防する方法をご紹介していきます。
空気を乾燥させない
冬場は特に乾燥してしまうので、室内では加湿器をつけることをおすすめします。外に出る時はリップクリームを塗ってマスクをすると唇を守ってくれます。
口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する
口呼吸をすると、口腔内・唇ともに乾燥させてしまうことになります。唇の為にも、健康のためにも鼻呼吸を心がけましょう。
唇を舐めない
唇が乾燥してくると、つい舐めてしまうこともあると思いますが、唇についた水分はすぐに蒸発してしまい、その際に潤い成分も一緒に蒸発してしまうので、舐める事はやめましょう。
リップクリームをマメに塗る
唇は水分をとどめておくことが出来ない箇所です。マメにリップクリームを塗ってあげることが大切です。その際は、唇にそって丸く塗るのではなく、縦方向に塗るのがおすすめです。唇は縦にシワが入っているのでそのシワに沿って塗っていくと刺激も抑えられ浸透もしやすくなります。
食べ物の栄養を考え、ストレスも軽減させる
唇は、外的刺激の他に身体の健康や心のストレスも影響してきます。栄養が不足してくると色もくすんできがちですので、食べ物の栄養バランスは大切です。心身ともに健康であれば自然と唇も元気になっていきます。
まとめ
唇は、荒れやすい箇所であるものの、ケアをすれば効果も感じやすい場所です。特に冬は乾燥しやすいのでぷるぷるの唇を保つのは難しいですが、諦めずに毎日出来る事から始めてみましょう。リップクリームも自分に合うものを見つけられると心強いですね。
コメント