sachiです、今回はLGBTの皆様は必ずといっていい程悩む問題だと思う「カミングアウト」についてです。
おなべの彼氏チミィ君は、カミングアウトして良かったって思っている派なようで、そんな彼のカミングアウトに対する考え方を聞いてみました。
カミングアウトの必要性
カミングアウトによる周りの反応
カミングアウトするときに気をつけたいこと
カミングアウトの考え方
私は20歳になった頃両親と弟、仲良くしている従兄弟にカミングアウトしている。
その頃には、もう、友達にはカミングアウトをしていた。
口を揃えて皆んな「そうだとおもってたよー」だった。違和感がないらしい。
そりゃそうでしょう、ずっと、自分を俺と言ったりしてるんだから。
思い返せばすごく、私の周りは、暖かかったかもしれない。
カミングアウトのタイミング
「カミングアウト」っていうのは、これをしてしまうと周りの反応が大きく変わる可能性がある事なので、LGBT人生の中ではかなり重要な転機で、悩む人が多い問題でもある。
カミングアウトって、人それぞれ思うところがある事だと思う。
早くカミングアウトをしなきゃしなきゃ!
なんて、絶対思わなくていいんだよ。
急に今だ!ってときがくるんだよ。
もちろんずっと今だ!ってならない人だっているよ。
私は、まさに今だ!ってなった。
自分の気持ちに向き合っていれば、タイミングが来たのもわかるって事ね。これはカミングアウトに限ったことではないと思うけど。
「言いたい」って、どこかでずっと思っていたけど言わなくていいや。
言わない今の状態が一番いいともおもってたけど、急に
言っちゃえー!!!
ってなった。
「気持ち悪い」だとか思われるなら、そんな仲間いらないとも思った。
私は、男の気持ちで生まれてきてそう生きてきたわけで、それを否定するような友達と仲良くするくらいなら独りぼっちでもいいやとさえ思った。
更に言うなら、カミングアウトしたもん勝ちみたいなところがあって、言った相手が例え
「気持ち悪い」
と心のどっかでおもってたとしても大抵の人は、気を使って
そうなんだぁー?!全然良いじゃーん!!!
などと言ってくれる。
これは、言ったもん勝ち。
自分はこうなんだって、強い思いさえあれば、その気を使って言ってくれた言葉も本当の言葉に変わる時が来る。
周りの反応
とは言え、カミングアウトは良いことばかりでもない。嫌な返答が来ることだってある。
することにより音信不通になった友達もいる。
カミングアウトした時に相手の反応がイマイチ良くなくて、自分も何か気まずさを感じて連絡をしなくなったわけで、タイミングがカミングアウトの後だったからそう思うだけで、カミングアウトだけが問題ではないようにも思えた。
簡単に言うと、日頃の付き合い方と言うと大袈裟だが、元々合わなかったんだよって事。
重く言う必要もないただ、
「私は、女だけど気持ちが男で女性が好きなんだ」
でも私は、私のままだよ。ニコニコっていえばいいの。
カミングアウトの必要性
誰もがカミングアウトしたいわけでは、ないと思う。
手術などを受け心も体も戸籍も男性いにしている人なんて、特にカミングアウトの必要性はないであろう。
勿論、手術を受けてなくたってカミングアウトの必要は無いよって人もいる。
ただ、言わずにみんなが男性として扱って男性として生きていければなんの問題もない話なのですが、そうもいかないのが今の状況です。
うまくカミングアウトできればこっちのもんなのですが、カミングアウトしたい人の中には、カミングアウトできる人が周りには居ないという人もいるでしょう。
言ってしまって、自分の素をみせれる仲間が欲しいと思う人が多いでしょう。
でも言えない。
言えないですよね。何かきっかけさえあれば言えちゃったりするものなのですがそれが難しいんですよね。
オナベバーでの相談
若い頃私がオナベバーで勤務して、まだ店で働き始めたばかりの頃、先輩方に店のことやスーツの着方、胸を平らにする方法、男性ホルモン注射の事など色々教わりました。
そんなある日少年のような若い男の子?が一人で来店しました。オナベバーには、珍しいお客さんでした。
彼は、一番若いスタッフさんを指名してきました。
一番若いスタッフ・・・・。
当時の私でしたw
何何何!?!?!?って気分でお客さんの席につきました。
話によると、その子はオナベで周りには話せる人がおらず、親は厳しく悩んでるとのことでした。
自分に歳が近く知識もそんなにない人と話したかったとの事で、
悩んでいるなら店長とかの方が色々なこと教われると思うよ?
と言ったのですが一緒に考えたり友達のように話せる人がいいからとのことでした。
今と比べてインターネットは、使われていない時代だったため特に情報がなく悩んでいたのだと思います。
1時間ほどで帰ったのですが色々話を聞きまだまだ、未熟な私も逆に教わる事がありました。
ちょうど私もカミングアウトを済ませた後だったため、「すごくスッキリした」という話や「胸を平らにする方法」を聞いて帰って行きました。
その後何度もその子は、通ってくれて、二人で語り合ったり情報を交換したりしてる中で親にカミングアウトしてみようと思ったようで、後にカミングアウトをしたら、胸を平らにできるTシャツなどを母親が作ってくれるまでになったそうですよ!
厳しい親だと思って言えずにいたけど仲間のひと押しで言えるきっかけを作り勇気を出していってみたらいい結果になったようです。
勿論、カミングアウトして喜ばれたわけでは無かったようですが。
自己満足でもOK
私もそうでしたが、カミングアウトは、自己満足も若干あるのだと思います。
でも「理解して欲しい」のでは無く「知って欲しくて」言うのだと思います。
大袈裟に言えば、「私オナベだから!嫌だったらもう関わらないでいいよ」くらいの気分で言うのです。
100%の理解なんてなかなか、難しいと思います。自分でさえよくわからないのだからw
だから、なんでわかってくれないの?なんて、おもっちゃだめですよ。
周りを気にしすぎず、少し自分勝手になってみてもいいのです。
聞きたくなかったって人もいるでしょう。でもいいんです。
確かに、人それぞれ考え方は違うから「理解してほしい」っていう感じでカミングアウトすると辛くなる事も多そうだよね・・・。
「自分はこういう人間です」って掲げると、自分自身が生きやすくなるよね。
「カレー屋」とか「ラーメン屋」とか分かりやすいほうが入りやすいし、カレーが嫌いな人はカレー屋に行かないってだけの事だよね。
それでも、周りに言いたいけど言えないって言う人は、彼の様に、そうゆう仲間がいるお店に飲みにいってみるのもいいと思います。
そこでしか会わない関係性でも誰にも言えないけど言いたいことを話せる仲間がいるって本当にいいと思います。
一歩踏み出せばこんなに楽しいことがあったんだと言う世界が観れるかも
と私は、カミングアウトの素敵さを推しています。
あくまでも持論ですが。
自分という存在を知ってもらう
sachiです。
カミングアウトって、「自分はこういう人間です」ってただ知ってもらうっていう感覚でしてみるのが良いのかもって思いました。
「理解してほしい」っていう想いがあるのはわかるけど、他人の気持ちなんてコントロール出来ない事だし、それを無理矢理にしようと思うと、お互い反発して終わっちゃうよね。
ドラマとかで見たことあるけど、親にカミングアウトして撃沈しちゃうのってこのパターンなんじゃないかな。
誰にカミングアウトしたところで、相手に反応がどうであれ「自分は自分」であることは変えられない事実。
いい意味で「期待しない」でただ「事実を述べる」っていうのは大切な事だと思う。
期待しない、っていうのは「どうせ、自分の事なんて誰もわかってくれない」っていう自暴自棄みたいなのじゃなくて、相手の反応よりも自分の気持ちのほうが大切っていう事ですよ!
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